Windows10では、スタートメニューを自由にカスタマイズすることできます。
ですが、あまりに様々なことができるため、すべてを把握するのは簡単ではありません。そこで今回は、スタートメニュー周辺のカスタマイズについて、これまでの記事をまとめました。
「これからカスタマイズをしたい!」という場合はもちろん、「知らない内にどこかを触って、スタートメニューを変更してしまった!」という場合にも、活用してください。
カスタマイズを始める前に
Windows10のスタートメニューは、自由にカスタマイズができる反面、スタートメニューだけを初期設定に戻すことは簡単ではありません。
カスタマイズする際は、少しずつ手をつけることをオススメします。
なお、スタートメニューの表示を初期化する方法については、私自身が未経験のため、当サイトでは紹介しておりません。あらかじめご了承ください。
スタートメニューのカスタマイズ:基本編
スタートメニューを立ち上げた時、まず目に飛び込んでくるのは、さまざまなアプリのタイルではないでしょうか?
基本編では、このタイルについて、押さえておきたいカスタマイズ方法を紹介します。
タイルを追加・削除して、使いやすくしよう
スタートメニューに表示されるタイルは、初期設定のままだと、とにかく賑やかですよね。ニュースの画像を表示したり、ゲームのイラストを表示したり、使ったこともないアプリのタイルを表示したり…。
たくさんの情報が一瞬で把握できる一方、自分にとって必要な情報にはアクセスしづらいのが、ちょっと残念なところです。
そんな時は、いらないアプリのタイルを削除して、代わりにあなたがよく使うアプリをタイルに追加(ピン留め)しましょう。

アプリの場所がわからない時は?
新たにアプリのタイルを追加する場合、まずはそのアプリを見つける必要があります。ほとんどのアプリは、スタートメニューにある「アプリの一覧(すべてのアプリ)」をじっくり探せば見つかります。
でも、中には「アプリの一覧」を探しても見つからないものや、「これだけは、すぐに表示させたい!」というものもありますよね。例えば、Cドライブとコントロールパネルは、その代表格ではないでしょうか?
Cドライブの場所が消えた!? 場所はどこ?
Cドライブの場所を確認したい場合は、こちらの記事へどうぞ。なお、Cドライブはスタートメニューの「アプリの一覧」にはないので、ご注意ください。

コントロールパネルの場所がわからない!
コントロールパネルの場所を確認したい場合は、こちらの記事へどうぞ。コントロールパネルは、スタートメニューの「アプリの一覧」にもありますが、ちょっと探しにくいです。また、他にもカンタンに探す方法がありますので、参考にしてください。

タイルの大きさを変更するには?
スタートメニューに表示されるタイルは、「小・中・横長・大」と、様々な大きさがあります。
タイルの標準的な大きさは「中」ですが、アプリによっては、タイルの大きさを変更した方が使いやすいこともありますよね。
そんな時は、タイルの大きさを変更してみましょう。

タイルの数を増やしたいときは?
基本的に新しいタイル(ショートカット)を追加した場合、タイルのグループの一番下に、新たなタイルが追加されます。タイルの数が増えれば、スクロールすることになるのですが…。
ちょっと待った!
実は設定を少し変更するだけで、1グループあたりのタイルの数を「横に1列」増やすことができます。
どんなイメージになるかと言うと、こんな感じ。
実際の手順については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

スタートメニューのカスタマイズ:応用編
タイルの扱いに慣れてきたら、もう少し複雑なことに挑戦してみましょう。応用編では、タイルのフォルダー化(階層化)とライブタイルの設定について、紹介します。
ちなみに、タイル以外の部分についてカスタマイズしたい場合は、次の発展編に進んでください。
複数のタイルをまとめて、フォルダー化(階層化)!
スタートメニューに表示されるタイルは、いくつかをまとめて、1枚分のタイルスペースに収めることができます。
「タイルをたくさん表示させたいけれど、サイズを「小」に変更すると使いにくい!」という場合は、タイルのフォルダー化(階層化)をマスターすれば、見た目良し・使い勝手良しで、スッキリまとめることができますよ。

フォルダー化(階層化)したタイルを解除するには?
カスタマイズの一環でタイルのフォルダー化をした場合とは逆に、誤ってタイルをフォルダー化してしまった場合、焦りますよね。
実際、私がタイルのフォルダー化(階層化)を知ったのも、「いつの間にか、変なタイルができてる!」とパニックになったことが切欠でした。
例え、意図せずにタイルをフォルダー化してしまった場合でも、こちらの記事を読めばきっと解決できます。
もちろん、単にフォルダー化を解除したい場合も、参考にしてください。

ライブタイルの表示・非表示を設定しよう
スタートメニューを立ち上げると、ニュースアプリやゲームアプリ、フォトアプリのライブタイルが、鮮やかに目に飛び込んで来ます。
このライブタイル機能は見た目に華やかで便利ですが、スタートメニューの表示はシンプルな方が良いという場合もありますよね。
そんな時は、ライブタイル機能の「オン・オフ」を、自分で設定してしまいましょう。

フォトアプリのライブタイルに表示される画像を設定するには?
フォトのライブタイルに、思いがけない画像が表示されて困っている場合は、こちらの記事を参考にしてください。ライブタイルをオフにしなくても、自分で表示画像を選択することができるので、オススメです。

フォトのライブタイルがうまく表示されない時は…
フォトのライブタイルについて、表示設定を選んだのに上手く表示されない場合は、こちらの記事を参考にしてください。不具合が起こりにくくなります。

天気のライブタイルで地域設定をしよう
Windows10を使い始めた時に「日本」を選択した場合、初期設定では、天気のライブタイルは「東京」の天気を表示します。
天気のライブタイルの表示地域は、お住まいの地域に変更することができます。設定方法については、こちらの記事を参考にしてください。

スタートメニューのカスタマイズ:発展編
発展編では、スタートメニューのタイル以外の部分の変更方法や、スタートメニューの周辺も含めたカスタマイズについて、紹介します。
色やデザインまで変更できるようになれば、スタートメニュー周辺については、かなり自由にカスタマイズできますよ。
スタートに表示するフォルダーを設定しよう
ここで言うフォルダーとは、スタートメニューの一番左端に表示される、小さなアイコンのことです。
Windows10では、ドキュメントやピクチャなどのフォルダーのショートカットアイコンを、スタートメニューの左端に表示させることができます。
フォルダーの表示・非表示を設定する方法や、どんなフォルダーを表示させられるのかについては、こちらの記事で紹介しています。

アプリの一覧(すべてのアプリ)の表示を変更しよう
スタートメニューを起動したときに表示される、アプリの一覧。
実は、このアプリの一覧についても、カスタマイズすることができます。それこそ、アプリの一覧を表示するかしないかまで、設定できてしまいます。
詳しくは、こちらの記事へどうぞ。

タイルの色を変更したい!
スタートメニューのタイルは、初期設定だと「青」です。
実は、この青い色は、他にも様々な場所で表示されています。例えば、タスクバーやアクションセンターにも「青」が見られますし、アプリを起動したときの枠も「青」ですよね。
このような全体のアクセントとなる色のことを、Windows10では「アクセントカラー」と呼んでいます。
そして、タイルの色をはじめとする「アクセントカラー」は、一括で変更することができます。
具体的には、こんな感じです。
タイルの色をはじめとするアクセントカラーの変更方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

スタート画面(枠)・タスクバー・アクションセンターの色も変えたい!
Windows10では、スタートメニューの枠(背景)の色やタスクバーの色、アクションセンターの色も、変更することができます。
具体的には、こんな感じです。
また、スタートメニューの枠(背景)やタスクバー、アクションセンターは、透明効果を「オン」にしたり「オフ」にしたりすることができます。
初期設定では透明効果は「オン」の状態ですが、「オフ」にするとこんな感じになります。
スタート画面の背景(枠)やタスクバー、アクションセンターの色を変更する方法や、透明効果の設定方法については、こちらの記事を参考にしてください。

スタート画面のサイズも変更できる?
スタートメニューのサイズは、上方向・右方向に拡大・縮小することができます。
方法はカンタン。メニューの外枠にマウスを置くと、両端に矢印のついたマークに変わるので、マウスをクリックしたまま大きさを調整します。
残念ながら、これはキャプチャーを撮ることができませんでした。画像なしの説明ではわかりにくいと思いますが、実際にやってみてくださいね。
スタートメニューを全画面表示にしたい!
Windows10では、スタートメニューを起動した時、メニューが全画面表示されるように設定を変更することができます。
タブレットモード以外の時も、シンプルなスタートメニューを全画面表示させたいという場合は、オススメです。

おわりに
基本編・応用編・発展編と紹介してきましたが、どうでしたか? あなたがしたいと思っていたカスタマイズは、できそうですか?
Windows10のスタートメニューやその周辺は、「ここまで自由にできていいの?」と言いたくなるくらい、いろいろなカスタマイズができます。
基本さえ押さえてしまえば、使っていく中で自由に変更できますので、あなたにとって快適なスタートメニューを少しずつ創っていってください。
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