Windows10のスタートメニューに表示されるタイルは、色を一括で変更することができます。
「初期設定の「青」では、物足りない…」
「背景の画像に合わせて、別の色にしたい」
なんて場合は、以下で紹介する手順にしたがって、タイルの色をカスタマイズしてみましょう。
タイルの色を変更するには、アクセントカラーを変えるべし?
スタートメニューに表示されるタイルの色を変えるには、実際には、「アクセントカラー」を変更することになります。
でも、「アクセントカラーって何?」て、なりますよね?
「アクセントカラー」とは、その名のとおり、アクセントになる色のことです。洋服のコーディネイトで言えば、「挿し色」に例えてもいいかもしれません。
Windows10のデスクトップでは、アクセントカラーがさまざまな場所で使われています。
例えば、スタートメニューに表示されるタイルの色は、アクセントカラーです。
また、スタートメニューの「アプリの一覧」に表示されるアイコンの背景色も、アクセントカラーです。
タスクバーに表示されるアイコンを見てみましょう。起動中(アクティブ)のアプリは、背景色が少し明るくなり、アイコンの下にタイルと同じ色の下線がありますよね? これも、アクセントカラーです。
さらには、アクションセンター(通知領域)にある色文字も、アクセントカラーです。
この他にも、ウィンドウの枠の色や、アプリの色文字などで、アクセントカラーが使われています。
アクセントカラーがどんな場所で使われているのかは、だいたい理解してもらえたでしょうか?
今回はタイルの色を変更する訳ですが、はじめにお話ししたように、実際には「アクセントカラーを変更する」ことになります。
そして、アクセントカラーを変更すると、アクセントカラーが表示されている部分は、すべて連動して色が変更されます。
基本的には、デスクトップの色を一括でコントロールできるため、統一感・安定感が生まれるのですが…。場合によっては、思いがけない部分の色が変更されることもあります。あらかじめ、ご注意ください。
もちろん、アクセントカラーを変更しても、カンタンに初期設定の「青」に戻すことができます。試行錯誤して、しっくりくる色を選んでください。
アクセントカラーを変更する方法
実際に、タイルの色をはじめとするアクセントカラーを、変更してみましょう。
色を変更する前のデスクトップは、こんな感じです。
「色」の設定を開こう
まずはデスクトップの左下にあるウィンドウのマークをクリックするか、キーボードにある「Windows キー」を押しましょう。
スタート画面が表示されたら、左下の「設定」をクリックしてください。
「Windowsの設定」が表示されたら、「個人用設定」をクリックします。なお、この時点では、アプリの枠の色やリンク文字の色も初期設定の「青」です。
「個人用設定」が表示されたら、左の一覧から「色」をクリックしましょう。
色の選択方法は、4つ!
タイルの色を含め、アクセントカラーを変更するには、「色を選択する」の項目から、希望の色を選びます。
色の選択方法は、4つです。
- 背景から自動的にアクセントカラーを選ぶ
- 最近使用した色
- Windows の色
- ユーザー設定の色
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
背景から自動的にアクセントカラーを選ぶ
背景から自動的にアクセントカラーを選んだ場合、背景と馴染む色が表示されます。
色味や明るさ、文字を読むときの見やすさなどを気にしなくても、自動的に自然な色が選択されるので、オススメです。
やり方はカンタン。
「背景から自動的にアクセントカラーを選ぶ」をクリックしましょう。
しばらくするとサンプル画像の色が変わり、実際のデスクトップでもアクセントカラーに変わります。
スタートメニューとタスクバー、アクションセンターは、こんな感じになりました。
アプリの枠や色文字は、こんな感じ。
最近使用した色から選ぶ
「最近使用した色」では、その名の通り、最近使用した色が表示されます。
いくつかの色で迷った時、1つ前の選択色に戻したりして、気に入った色を選ぶのに便利です。
例では、「黄色」を選んでみました。
スタートメニューとタスクバー、アクションセンターは、こんな感じ。
アプリの枠や色文字は、こんな感じです。
Windows の色から選ぶ
「Windows の色」では、あらかじめWindowsが用意した色の中から、好きな色を選ぶことができます。
例では、「ピンク」を選んでみました。
スタートメニューとタスクバー、アクションセンターは、こんな感じです。
アプリの枠や色文字は、こんな感じになりました。
ユーザー設定の色から選ぶ
「ユーザー設定の色」では、「Windows の色」よりもさらに多くの色から、アクセントカラーを選ぶことができます。
「ユーザー設定の色」をクリックしましょう。
アクセントカラーを選ぶ画面が表示されたら、カラーパレットをクリックして、好みの色を探します。
実際にどんな風に表示されるかは、カラーパレットの下にある「色のプレビュー」で確認してください。
色を選んだら、「完了」をクリックします。
例では、「ターコイズ」を選んでみました。
スタートメニューとタスクバー、アクションセンターは、こんな感じです。
アプリの枠や色文字は、こんな感じになりました。
なお、色によっては、「この色は読みにくい可能性があります。」とか、「この色はサポートされていません。」といった、注意文が表示されます。
注意文が表示されても、「完了」ボタンを押すことはできますが…。実際に使用して目が疲れる場合は、他の色を検討しましょう。
まとめ
Windows10のスタートメニューに表示されるタイルの色は、一括で変更することができます。
変更するには、「Windows の設定」で「個人用設定」を開き、「色」の設定画面で「アクセントカラー」を選択します。
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タイルの色だけでなく、スタート画面の枠(背景)やタスクバー、アクションセンター(通知領域)の色についても、カスタマイズしたいという場合は、こちらの記事を参考にしてください。

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