Windows10のスタートメニューに表示される、「フォト」アプリのライブタイル。
「最近の写真」をランダムで表示したり、「お気に入り」に追加した写真を表示したり、指定した「1つの写真」を常に表示したり…。さまざまな表示方法を選べて、楽しいですよね。
でも、いくら表示形式を選んでも、ライブタイルがうまく表示されないとなれば、悲劇です。私の場合、四苦八苦してやっと解決できました。
そんな私の体験をもとに、今回は「フォト」アプリのライブタイルがうまく表示されない時の対処法について、紹介します。
「ライブタイルはオン(表示)なのに、タイルがデフォルトアイコンのまま!?」
「画像が1枚目のままで、動かない!」
なんてトラブルに悩んでいるなら、ぜひ読んでみてください。
ライブタイルに表示する画像の設定を確認しよう
「フォト」アプリのライブタイルに表示する画像は、3つの表示形式から選ぶことができます。
- 最近の写真
- お気に入り
- 1つの写真
初期設定では、「最近の写真」です。
表示設定の切り替えや確認方法については、今回のテーマではないので省略します。詳しくは、こちらの記事を読んでくださいね。

以下で紹介する対処法は、「最近の写真」「お気に入り」「1つの写真」の内、どの表示形式を選択している場合でも、共通です。
ちなみに私の場合、表示形式を「お気に入り」に変更した後、「ライブタイルはオン(表示)なのに、タイルがデフォルトアイコン」というトラブルに遭いました。
いろいろ試して何とか解決したのも束の間、今度は「画像が1枚目のままで、動かない!」トラブルに遭遇しました。
どちらのトラブルも、これから紹介する手順で解決できたので、アプリの「修復」や「リセット」をする前に、試してみてください。
ライブタイルの表示・非表示を切り替えよう
まずは、ライブタイルの表示・非表示を何度か切り替えて、ライブ機能が復帰するか様子を見ましょう。
「フォト」のタイルを右クリックします。メニューの「その他」にカーソルを移動し、横に表示される「ライブタイルをオフにする」をクリックしてください。
スタートメニューの外側、デスクトップの背景を適当にクリックして、いったんスタートメニューを消します。
再び、スタートメニューを立ち上げましょう。
「フォト」のタイルを右クリックし、今度は「ライブタイルをオンにする」をクリックします。この時点でライブタイルが表示されれば、解決です。
もし何も変わらない時は、再びデスクトップ上を適当にクリックして、いったんスタート画面を閉じます。その後、スタートメニューを立ち上げて、ライブタイルが表示されているか確認しましょう。
この時点で、ライブタイルがアイコンタイルのままだった場合は、何度かライブタイルの「オン・オフ」を切り替えて、画像が表示されるか確認しましょう。状況が改善しない場合は、次に進みます。
ソース(参照元フォルダー)を確認しよう
「フォト」アプリを開き、右上の「…」をクリックします。
メニューの「設定」をクリックしてください。
「設定」を開いたら、「ソース」を見ましょう。「ソース」には、「フォト」アプリで管理する画像の参照元フォルダーが表示されています。
デフォルトでは、「ピクチャ」フォルダーがソースです。下の画像でも、「ピクチャ」フォルダーが参照元になっています。
ソース(参照元フォルダー)を整理しよう
ソースを確認したら、ライブタイルに表示したい画像が保存されているフォルダーを、新たにソースに追加しましょう。
「フォルダーの追加」をクリックします。
「フォルダーの選択」画面が表示されたら、画像が保存されているフォルダーをクリックして選択してから、「ピクチャにこのフォルダーを追加」をクリックしてください。
なお、「ピクチャにこのフォルダーを追加」とありますが、ここで言う「ピクチャ」は、いわゆる「ピクチャ」フォルダーのことではありません。
ややこしいのですが、「ソースにこのフォルダーを追加」という意味だと理解してください。
「ピクチャ」フォルダーに複数のフォルダーがある時は?
すでに「ピクチャ」フォルダーがソース(参照元フォルダー)になっていて、なおかつライブタイルで表示したい画像が「ピクチャ」下のフォルダーに保存されているという場合は、どうでしょう?
例えば下の画像のように、「ピクチャ」内に複数のフォルダーがあり、1つ1つの画像はフォルダー下にあるという場合です。
その場合は、「ピクチャ」フォルダー下にあるフォルダーを直接指定(クリック)して、「ピクチャにこのフォルダーを追加」をクリックしてください。
ちなみに、「ピクチャ」直下にフォルダーが複数ある場合は、この機会に「ピクチャ」直下のフォルダーを個別にソースに追加しておくことをオススメします。
後々、他の画像をライブタイルで表示させたくなった時、トラブルに遭う確率を減らすことができますよ。
なお、「ピクチャ」フォルダー自体も、ソースに追加したままで大丈夫です。
「ピクチャ」直下に画像ファイルがある時は?
すでに「ピクチャ」フォルダーがソース(参照元フォルダー)になっていて、なおかつライブタイルで表示したい画像が「ピクチャ」フォルダー直下に保存されている場合は、どうでしょう?
この場合は、いったん「フォルダーの選択」画面を閉じます。「キャンセル」をクリックしましょう。
「フォト」アプリの「設定」に戻ったら、ソースの一覧から「ピクチャ」フォルダーの「×」マークをクリックし、「ピクチャ」フォルダーを一度削除してください。
「ピクチャ」フォルダーは、「C:Users\ユーザー名\Pictures」です。
「ピクチャ」フォルダーをソースから削除したら、改めて「ピクチャ」フォルダーをソースに追加します。「フォルダーの追加」をクリックしましょう。
「フォルダーの選択」画面が表示されたら、「ピクチャ」を選択(クリック)してから、「ピクチャにこのフォルダーを追加」をクリックしてください。
スタートメニューのライブタイルを確認しよう
ソース(参照元フォルダー)を整理したら、「設定」の左上にある「×」をクリックして、「フォト」アプリを終了します。
スタートメニューを立ち上げて、ライブタイルを確認しましょう。この時、もしライブタイルが機能していない場合は、何度かライブタイルの表示・非表示(オン・オフ)を切り替えてみましょう。
裏技! トラブルが再発したときは…
追記です。この記事を公開した翌日に、再びフォトタイルが不具合を起こしました。なんでや…。
解決方法はカンタンだったのですが。この方法の場合、なぜ解決できたのか、自分でも説明できないのですよ。
もしソースを整理してもトラブルが再発した場合は、騙されたと思って、以下の手順を踏んでみてください。
なお、私がやってみて効果を確認しているのは、ライブタイルの表示形式を「お気に入り」にした場合です。
「お気に入り」に追加する写真を新たに1枚選ぼう
まずは、「フォト」アプリで管理している画像を、実際に保存しているフォルダーを開きます。デフォルトのままなら、「ピクチャ」フォルダーを開きましょう。
新たに「お気に入り」に追加する画像を1つ以上用意してください。「ピクチャ」内のフォルダーに保存している画像でもOKですし、USBなどに保存している画像でもOKです。
画像を参照元フォルダーの直下に保存しよう
画像を選んだら、コピーしてください。例として、ここでは外付けHDD(ハードディスク)に保存していた画像をコピーしています。
「ピクチャ」フォルダーに戻り、「ピクチャ」フォルダー直下に、コピーした画像をペースト(貼り付け)します。
参照元フォルダー直下にある画像を「お気に入り」に追加しよう
続いて、「フォト」アプリを開きます。先ほど「ピクチャ」直下に貼り付けした画像を、コレクションの一覧から探し、新たに「お気に入り」に追加してください。
スタートメニューを開きます。この時点でライブタイルが表示されていなければ、何度か表示・非表示を切り替えてみましょう。
裏技は、以上です。例では2枚の画像を「お気に入りに追加」しましたが、追加するのが1枚であっても、ライブタイルの機能は復活します。
まとめ
「フォト」アプリのライブタイルが表示されない時は、ソースを整理してみましょう。
表示形式を「お気に入り」にしている場合は、参照元フォルダー(ソース)の直下に保存している画像を1つ以上「お気に入り」に追加すると、ライブタイルが回復することがあります。
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